汚い事だけどこれが現実
頸髄損傷、脊髄損傷、なってしまうと避けられない問題
「排泄」
ここから汚い事だけど、現実のお話し。
読まずにこの記事はスルーが推奨です。
私は頸髄損傷の上から数えて三番目,ここで頸髄損傷をして、尚且つヘルニアも出てるので、脳からの司令はほぼ身体に伝わらない。
食べれば人間、当然出さなくてはならない
「小○、大○」
便意も感じられない上に、自力で出せないので、小○は導尿のためのバルーンに繋がれて出されてる。
これが稀に上手く管を流れないと膀胱に溜まって痛くなる事も。
そして大きい方。
薬で促し、場合によっては浣腸。
トイレに座れないのでどうするかと言うと、
「紙オムツ」
の中で出すのです。
踏ん張れないのでコレがまた出ない。
長く出せなくて硬くなってるので、どうするかと言うと、
「摘便」
指でぐりぐりされるのです。
幸か不幸か、痛みを感じる。
拷問的な苦しさ。
してくれる看護師さんが何より大変ですけどね。
こうしなければ排泄出来ないのが現実。
時は流れ、三週間ほど経ち、単座位を取らせてもらえる時が来た。
体幹が効かなくて、フラフラ、そして僅か30秒持たず、血圧が下がったまま、意識が飛かける。
血液をポンプさせる機能も低下するんです。
それでもやっと座れた喜びは、本当に嬉しいものでした。
そして私は首の骨と背中の骨を骨折してるので、コルセットしても頭の重みとからだの重みがかかって痛い。
この病院では骨折は手術せず、自然治癒をさせる方向で入院した時説明していた。
「血圧低下は徐々に身体を起こした姿勢で慣らして行きます」
同時にリハビリルームで寝かせた状態で身体をベルトで寝台に固定し、徐々に起こしていくことに。
「辛く感じたらすぐ言ってください」
徐々に起こされる身体、45度まで起きた時に
「やばい、気が遠くなる」
直ぐに寝台は戻された。
血圧を測り、落ち着くのを待ってから
リハビリ「やはり大分血圧がさがりますね、焦らず慣らしましょう」
そして数日続き、ついに直角で起きた景色を見る事が出来た。
「なんだか凄い身長が伸びた気がします(笑)」
視界が高くて怖くも感じた。
血圧低下のため僅か数秒だが、良い見晴らしだった。
これを毎日のリハビリで慣らすのだが、なかなか血圧低下は落ち着かない。
さて、今夜はここまで、続きはまた