さようなら、そして二度目の人生スタートへ
転院、手術、リハビリ。
半年の入院生活。
生まれて初めての大怪我は頚椎と胸椎を骨折、頸髄損傷。
六ヶ月、とても長く、辛く、絶望の中で家族と職員さんの支えで頑張ってきた。
トラブルもたくさん、ストレスもたくさん。
2017年、3月27日、退院。
三か月過ごしたリハビリ病院のベッド横。
前回の記事からも色々あったけど、念願の退院を迎えた。
午前中に嫁さんが迎えに来てくれて、お世話になった職員さん方に御礼の挨拶を済ませ、片付けていく。
もう二度と歩く事の叶わない人生になると思ってたあの日。
退院の日には自分の足で歩き、病院を後にした。
奇跡、きっとこれも奇跡なんだな。
麻痺でぎこちないが確かに自分の脚で歩いている。
さようなら、病院生活。
走り出す嫁さんの車の助手席で空を見て色々な事が頭に浮かぶ。
もう以前の暮らしはできない身体、そして生涯、毎日が、何もかもがリハビリ。
新しい人生のスタートだ。
とにかく今は自宅へ帰る事が出来る。
先ずはゆっくり過ごすとしよう。
事故から退院まで、覚えてる限りを綴りました。
あれから長く経ちました。
障害が残り、今も毎日苦労はありますが今の身体と上手く付き合っています。
当たり前の事、それが僕の幸せ、喜び。
これからも自分の脚で人生を歩み続けて行きます。
今も同じ怪我で戦う方、その御家族、または違う病気で頑張っておられる方へ。
そして健康で怪我なく過ごされてる皆様。
この過去ログを読んで頂いて、何か伝わればと思います。
今後更新は無いと思いますが、自分でも振り返るのに残しておこうと思います。