リハビリ病院へ転院
脊損病棟での入院生活も、12月26日で退院となり、以前から職員が面会に来てたリハビリ病院へ転院する日がやってきた。
枚方の方に専門のリハビリ病院があるからと嫁さんに強く推されたが、そんな遠く一人で耐えられないし、いい加減病院生活にも疲れてる。
せめて少しでも地元近くで面会に来てもらったり、たまに外泊で家に帰りたいのを希望して、少し離れた場所にあるリハビリ病院にしてもらった。
嫁さん「まぁ、1ヶ月位で退院できるんじゃない?」
嫁さん「2週間に一回位、帰ってきたら?」
と言うので私もまあ、あとひと月がんばるか。
とお世話になった脊損病棟に感謝と別れを告げ、リハビリ病院へ嫁さんに連れて行ってもらいました。
ここでは一日に3回のリハビリを受ける事ができ、杖で歩く事は許可されたので、退屈はしなさそうだ。
病院で手続きを済ませ、ロビーで説明を嫁さんと受ける。
日中殆どの人がリハビリルームでリハビリにいそしんでるのか、辺りは人があまり見られなかった。
ご年配の方が食堂のテーブルで折り紙やタオルたたみなどされていて、静かな光景。
部屋に案内される。
「〇〇さん、予定してた部屋が都合つかなくなってしまい、ごめんなさい、この部屋でお願いします」
一部屋に6人分のスペース、大分狭い。
前の病院が特別良かったんだろうな。
テレビは見放題、これは嬉しい。
しかし売店無し、差し入れ等の飲食禁止。
リハビリを受ける方も様々居られて、超高齢の方、怪我以外にも食事制限をしなければならない病気のある方、その方達の栄養管理や誤飲の危険、喧嘩(あるらしい)などトラブルを避けるためにそうしてるらしい。
すでにストレスフル(笑)
「衣装ケースに貴重品を入れたらカギをかけて所持してください 」
「または詰所でおあずけください」
自分のベッドに戻れなくなったご年配が入り込む事もあるらしい。
色々ヤバいんじゃないの、ここ?
不安しかない。
早速、作業療法士が部屋に来た。
「〇〇さん、お着替え、してみてください 」
今日まで全てしてもらってたので、出来る気がしないが、
「キツいこといきなり言ってごめんなさいね、でも、これもリハビリですからね」
一理ある。
トレーナーとズボンを脱ぐのに、とくにトレーナーを脱ぐのは至難を極めた。
腕あがらないし。
なんとか脱いで、パジャマに着替える。
ズボンは履けた。
上着に腕を通すが、寝転がってなんとか。
四つのボタン、大きなボタン。
コイツを嵌め終えたのは一時間。
日中は服に着替え、顔洗い、歯磨き、食事、全て自分で行う。
まあ、リハビリだし、頑張りましょうかね。
リハビリルームに案内される、かなり広い体育館のようなスペースに沢山のリハビリ設備。
さすがリハビリ病院、すごいな。
そしてまた部屋で説明を受けて、明日の予定表をいただく。
夕食の時間が来て、呼び出される。
この病院ではベッドに運ばれず、ご年配の方の危険が無いように見守りながら、大丈夫そうな人もコミュニケーション(いらないよ)を深めるために全員を食堂に集めるらしい。
ストレスしかもうない。
くわえて出てきた食事に唖然。
問題発言かもしれないが、ロビーの意見書きにもあったように
「〇ヌのエサみたいだ」
と言うか足りなさ過ぎるだろコレ。
まあ、患者事に食事が違えば間違いなくこの公で喧嘩も起きるだろう。
しかし私や健康に問題なく、体力もあり、食事が唯一の楽しみな者からすれば、あんまりである。
知らない人達と肩合わせ、向かい合い取るのに苛立ち、すぐさま部屋に帰った。
この病院生活が一番色々な意味で思い出の詰まる病院生活になっていくのです。
今夜はここまで、続きはまた。